なぜ戦争は悪なのか | 博士号取得大作戦! -presented by Mika-

なぜ戦争は悪なのか


久しぶりの更新なのに、なんだか物々しい題名に

なってしまいましたが、皆さんお元気ですか?

心機一転、新しい大学院に入学してから

この数ヶ月、私はとても元気に過ごしています。


その話はまた追々するとして、

これからしばらくの間は、

「戦争」についてお話してみたいと思うのです。



えーと、そう、「戦争」……。

改めてかしこまって伺いますが、

あなたは、戦争は良いことだと思いますか?



はい、そうです。悪いことですね。

学校でもそう習ったはずですし、自分で考えてみても

少なくとも良いことではなさそうです。


でも、じゃあなぜ、戦争は良くないことなのでしょうか。

その理由を考えたことはあるでしょうか?






なぜ戦争は悪なのか。

ここで、私なりの見解をお話しします。



なぜ戦争は悪か

それは、

税金の使い道として、あまりにもバカげているからです

(笑)





そもそも私たちは、

なぜ国に税金を払っているのか、

そこから考えましょうか。


なぜ国に税金を払っているのか。

それは、究極的に言えば

自分の家の近所=日本国内で、

お金に困っている人を助けるためです。

そして将来、自分がお金に困ったときに

逆に助けてもらうためです。



人間、本当に誰の助けも借りず

1人でずっと生きられるなら、

自分の力だけで暮らしていけばいいわけで、

税金なんて払う必要ありません。


でも、人間は本質的に助けが必要な生物です。

1人の力には限界がありますし、

時には病気になって、働けなくなったりもします。


だからいざというとき、お互いに助け合い、

普段の生活でも支え合う「人間社会」が誕生し、

さらに「政府」が誕生し、

富の再分配制度=税金制度をつくって、

近所に住んでいる皆がそろって健康に暮らせるよう、

行政制度が整ってきたのです。


つまり税金とは、もともと

人のいのちを助けるためのお金なんです。



しかし、「戦争」をするとどうなるか。



戦争とは、平たく言えばひとごろしのことです。

戦争を計画する張本人は、国家=政府ですから、

国民から集めた多額の税金が、

ひとごろしのために

湯水のごとくつぎこまれるようになります。


税金とはもともと、

お互いの生活を助け合い、いのちを守っていくために

皆ですこしずつ負担してプールした、

大切なお金なのに。

いのちを守るためのお金を

わざわざひとごろしなんかに使うなんて、

こんなバカげた使い道があるでしょうか?


そんなの、

税金払ってる意味、ないよね。



でもそれでも、必要な戦争はあるのではないか。

もしかしてそう思いますか?



ではそもそも、

なぜ国家は戦争をするのでしょうか?



非常に残念なことですが、

大きな理由の一つが「ビジネス」です。

アメリカの大犯罪、イラク戦争を思い出してください。


戦争を起こしたとき、まず税金がつぎ込まれるのは

「兵器」の購入です。

だから、兵器を作っている会社は

戦争がおきればおきるほどもうかるわけです。


あの無意味だったイラク戦争では、

ブッシュ大統領とネオコン、

戦争ビジネスの関連がさかんに取りざたされ、

問題となっていたこと、すでにご存じのとおりです。



では仮に、

日本が戦争を始めるとどうなるでしょう。

「あり得ない」とお思いでしょうが、

まあ想像してみてください。



日本で集められた税金は、

「軍事費」の名目で、兵器購入に使われていきます。

しかし日本には兵器メーカーはないはずなので、

もうかるのは、アメリカなど

外国の兵器メーカーの人たちだけですね。


一方、いままで生活を助け合うために使われていた

社会保障費・年金・生活保護費はどんどん削られていきます。

本当に生活が苦しくて困っている人には、

お金が渡らなくなるのです。



つまり、日本にいる私たちが

日本に住む仲間のいのちを助けるために

いっしょうけんめい納めた税金は、

「戦争」が始まると、アメリカなどに流れていって、

ごく一部の人たちだけを潤す一方、

本当に困っている日本の仲間には届きません。


そして、政府が大量に買ったひとごろしの道具は、

わが自衛隊=日本軍がせっせと使うのです。

他の国に住むひとを、おおぜいころすために、




これって、税金を払ってる身としては

どう考えてもバカバカしい。

そう思いませんか?


税金を助け合いに使わないなら、

政府なんていらないし、社会なんていらない。

1人1人、個人の力だけで生きていけばいい。

ってなわけです。




というわけで私は、昨今の安倍総理のやり方には

相当あたまに来てます。

集団的自衛権=戦争=ひとごろし ですからね。


「集団的自衛権は必要だ」とお考えのあなた。

あなたの血税を、本当にそんなことにつかいたいですか?

イラクで、多国籍軍が飛ばした爆撃飛行機の

下にいた人たちのことを、

想像したことはありましたか?



戦争って、いったいなんですか?



--



それとさ、戦争は国際貢献に必要だっていうんなら、

まず安倍総理自らと

安倍総理の子孫、加えて内閣議員は

全員、戦闘地域の最前線に立つべきだよね。

だって国際貢献なんでしょ? 

まず自分が行かなきゃ。


ぜったいやらないとおもうけどさ。