対決前日 | 博士号取得大作戦! -presented by Mika-

対決前日

2月某日



α教授との対決を明日にひかえ、

今日は足慣らしを兼ねて、

久々にα研究室へ行ってみた。

一年半ぶりかな?


人の出入りが多いのは相変わらずらしく、

私がひょこっと現れても、およそ無反応。

クールな研究室だなぁ。



新しい秘書さんにご挨拶し、

先輩に「明日復学の相談するんですが、

α先生のゴキゲンは最近いかがですか」

と聞いたら、

「機嫌はともかく、多分先生は君の扱いについて

相当困ってると思うよ」と言われた。


えっ、困ってる?? 困ってるのかなぁ。

単なる拒否モードだとずっと思っていたので、

困ってるなんて思いもよらなかった。


先輩は続けて

「教授は多分、君をどうするべきか

いいアイデアを持ってないから、

曖昧に『がんばります』とか言うんじゃなくて、

自分から『こうしたいです』みたいに

具体的な提案をした方がいいね」

と意見をくれた。


ほほぅ!なるほどです!

クールながらも的確な分析……

いつもながら恐れ入ります。

大いに参考にさせていただこう。



でもさ、私、α教授の被指導学生なのに、

休学からの復帰に何もアイデアがないのか……。

しかも困ってる状態……。

あー。

先輩の分析は的確で、多分ピッタリ合ってるけど、

なんかへこむ。



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夜は友達と飲み会。

こんなときになにやってんの?! って感じですが、

家にひとりでいると

頭の中が悪い想像でいっぱいになってしまうので、

あえて気分転換です。


友達は、いつも相談に乗ってくれている

大親友のひとり。


うつとかアスペルガーとかでの

私のこの2年間の苦悩を一番知ってる彼女は、

「でもさ、なんかすごい勢いで

世の中について学んでるよね。すごいよ」と

私のことを評してくれた。


そうかな、ちょっとは大人になってきたかな??(笑)

世の中のルールが分かってきたのは確かだから、

彼女の分析もまた的確かもしれない。


明日は精一杯がんばろう。