はい、消えた! | 博士号取得大作戦! -presented by Mika-

はい、消えた!

1月某日


今日、例の分野の予算を初めて獲得した

医学部の先生の話を聞きに行ってきました。


結論から言うと、

今の状態だと進学はやっぱり無謀とみた。

現時点では はい、消えた!って感じかな。


あっ、先生自体はとてもいい人だったし、

来れば博士号取れるって言ってくれましたよ。

研究の予算を獲得した背景、

研究の進み具合の現状を率直に話してくれた上、

アイデアの交換までできて、

とても楽しかったです。


たまたま先日取ったばかりの

フィールドワークのメモも見せました。

あっという間に1時間経ってびっくり。

お忙しいのにありがたい限りでした。



先生曰く、

「この分野は本当に始まったばかりで、

例えれば荒野、正にフロンティアみたいなもの。

広い野っぱらはあるけど、

どこを掘ったらいいか全く分からない。

何が出てくるかも分からない。

何も出てこないかもしれない。そんな状態です。」


さらに続けて、

「それでもこの研究をやりたいのなら

僕は来てくれてかまわない。

入試は受けなきゃいけないし、

部屋は狭いけど、スペースはあります。

でも学位を取るには成果が必要だからね。

この研究で博士号を出せるような成果が出るかどうか、

僕には自信がないのが正直なところです。」


「もしあなたが博士号を取るなら、

初め1-2年やって芽が出なかったときに

この研究室のメインテーマに移ってもいいと言うなら、

4-5年で博士号自体は取れると思います。」



初対面でここまで親身になってくれる先生って

他にどれくらいいるんだろう?

もうホント、涙が出そうでしたよ。


私からは、現在休学中であること、

復学を念頭に置いていること、

実は何年も前からその分野に興味があったこと、

今回先生が予算を取ったと聞いて

まずは進学の可能性を伺いに来たこと を

全部説明して、

その上で先生の返答が

「博士号自体は取れると思います」だもんね。

あーこんな状態からでも何とかなるんだなーって

思いましたよ。



でも、その例の研究分野が

本当の本当にまだ始まったばかりで、

あんなに業績出してる先生が「僕にも自信がない」って

言うくらいフロンティアだってことは、


論文書いたことない今の私なんかでは

到底太刀打ちできるレベルじゃないってことで。


いつかその分野に行くにしても、まずは

博士課程できちんとトレーニングを受けて、

それから行くべきだと思った。


それなら、医学部にわざわざ移籍して

4年以上かけて中途半端に医学博士号を取るより、

(医学部の課程博士は4年間なのだ)

今いる環境で、3年で理学博士号を取った方が

何かと良い気がする。

今持ってるのも「理学」修士だしね。



そうなるといよいよα研へ戻る選択肢が

現実味を帯びてきたなぁ。

ああ、そう言えば復学届の日にちがせまってきた。

そろそろ動き出そう。