速報:エントリー紹介 &なぜ私はこの問題に関心があるのか | 博士号取得大作戦! -presented by Mika-

速報:エントリー紹介 &なぜ私はこの問題に関心があるのか


柳田先生が、阪大杉野教授論文ねつ造問題に関し、英語で非常に重要なエントリーをお書きになりました。内容には「ハラスメントの報告を受けたえらい人が、次にすべきことは何か」など、とても大切な示唆がたくさん含まれています。それなりの立場にいる大学関係者・研究所関係者の方は、ぜひ目を通しておくべき文章と考え、ここに紹介します。


The Third Eye of Mitsuhiro Yanagida :Professor Akio Sugino's case

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なぜ私がこの事件を執拗に追っているか、念のために説明しておきます。私はハラスメントを受けた経験上、今回助手の方がハラスメントに抗議した時の大変さと、その後の恐怖が手に取るように分かるからです。


抗議する時には相手の悪事をこちらが証明しなければなりません。証拠を集めて説明するのは、本当に大変な作業です。運が悪いと告発窓口の担当者にやる気がなかったり、こちらに疑いの目を向けてきたりするため、その担当者に状況を理解してもらうために無駄に心身が消耗します。すでに精神的苦痛をさんざん被っているのに、抗議すること自体でさらに疲弊がつのるのです。


そこへ、「抗議がうまくいったら、相手に報復されるかもしれない」という恐怖が加わります。実際に相手からプレッシャーがかかる場合もありますし、自分も疲れ切っているため、刺激に過敏になっています。DVの被害者が逃げ込むシェルターのようなものがあればいいのに、そういうものは告発者には用意されていません。自分だけで自分の身を守るのは、本当に大変なのです。


これらは、すべて自分の経験に基づいた文章です。実際にこういう経験があるからこそ、私は助手さんの件で本当に心を痛めているし、これから同じような事件が絶対に起きてほしくないと思っています。だからこうして情報を集め、発信を続けているのです。