ムダ!ムダ!ムダ!! | 博士号取得大作戦! -presented by Mika-

ムダ!ムダ!ムダ!!



ここしばらくの間、自分の進路について激しく悩んでいる。


うつ病はもう、ほとんど克服したと言っていいだろう。

過度に落ちこむ日はほとんど0になり、

ちょっと落ちこんだ時の立ち直りも、とても早くなった。

そろそろ、社会生活に復帰する時期だと感じる。


すでにフリーライターとして、

ボチボチ社会復帰を始めているが、大学はどうする?

うつ病という「病気」のために休学しているのだから、

病気が治れば復学するのが筋だ。


しかし、どう復学する?

α教授は、β主任の元から私を回収する気はなさそうだ。

β主任の元に戻るくらいなら、死んだ方がマシだが、

β主任の研究室へ、アメリカから凱旋帰国した研究員の方が

そこそこイイ感じに研究を進め始めているようなので、

そこに潜り込むか?


いや、元はといえば、

指導教官の元で研究をせず、常に里子扱いになっていた

私の被指導スタイル自体に問題があるのではないか?

だとすれば、β主任の下にいる研究員の元に行くなんて、

よけい問題をややこしくするだけだ。

それなら、α教授を説きふせて、α研究室に入れてもらう?


α教授は「比較的」マトモな人物だが、

落ちこぼれにはかなり冷たい対応をとる。

本人はそのつもりはないのかもしれない。しかし、

無策な彼のもとからは、毎年のように

自信をなくした大学院生がぽろぽろとこぼれ落ちる。


私も、こぼれ落ちそうな大学院生なのだが、

別段フォローされるわけでもなく、

休学中は完全にほったらかし。

これはしかし、ビッグラボに入った学生に対する

当たり前の処遇だと、今なら理解できるが、

それでも休学中の一番辛いはずの時期に

たった一言のねぎらいもないという事実が、

復帰後の生活に対する不安を加速させる。


他の大学を再受験するという選択肢もある?

そうかな、新しい環境に移ればうまくいくのかな?

でも今までだって、よりよい環境を探しまわって、

やっと見つけたラボが、α教授のラボで、

私以外の他の人は、結構楽しそうにうまくやってて、

でもそこですら私は、一人で窮地に立っていて、

つまり、

こんな困った状況に自分を置いているのは、

他ならぬ自分自身じゃないのか。


そもそも、私の目的はいったいどこにあるのだ??

博士号を取って、それでどうする??

取らなくても、本当はいいんじゃないのか??


あ~~~、わからん。

どうしたらいいのか、まったくわからん。



かつての私は、どうにも分からなくなったときに

ただひたすらどうしようどうしようと悩みつづけて、

それで終わりだったが、

脳みそがアップデートされた今の私は、

わからんときにはどうすればいいのか、

ちゃんと分かっている。


わからんときには、とりあえず

いま目の前にあることを、きっちりやること。


先がどうなるのか、まだ全くわからないし、

これといった決定的なアイデアもなくて不安だけれど、

いま目の前にある仕事を、とりあえずしっかりやろう。



これ以上悩むのは、ムダ!